あったこと、感じたこと、考えたこと

ここはどこ、私は誰。君は何、僕はどこにいくの。あるいは全ては実用の為に。

プロジェクトを進める上でのご注意 あるいは、理想不在のプロジェクトはどこにいく

仕事人になりました。

プロジェクトは難しい、というか、仕事は本当に難しい。

 

私は現在コンサルタントとして担当プロジェクトの推進を行っているが、

プロジェクトを進めるにあたり、常に以下の4つのことを整理して進めるべきだなぁと思っている。

 

①ゴール定義

②あるべき、理想の姿

③制約

④現実の姿

 

①ゴールの定義

ゴールは常に数値的に、もしくは達成できたかできていないかをyes/noで答えられるようなものに設定する必要がある。ゴールは我々が仕事をする上で常に立ち帰るべき場所であり、宝物なのだ。

それは我々にとって、ベストであり、最善であり、美しいものであるべきなのだ。

 

②理想の工程

ゴールを達成する最短距離の方法である。

よく「論理的には」とか「正しくは」とかいって表現されるものだ。

 

③制約

無限のリソースがない我々にはきっても切り離せないものだ。

制約とは以下がある。

・時間

・人

・金

・物

※余談だが、制約は実は全て時間に収斂される。無限の時間を仮定すれば、人間は1人でも自身が達成したいことを多くこなせることだろう。例えば、大規模システムもピラミッド建設も、無限の時間があれば一人で作りきれるはずだ。だが、現に我々には無限の時間は用意されていない。人生は多くて100年、納期なんてほんの目の前じゃないか。

だから我々は現実の制約を考えないといけない。

 

④現実の姿

あるべき姿、あるべき工程を制約を元につくり直したのが現実の姿、工程だ。

我々にとってはすっかり見慣れた、「現実的な案」だ。

この理想論に制約を加えて現実論に作り変える際に考える原点にとなるのは、費用対効果という概念だ。費用対効果の概念を用いる際に問うべきことは、「我々はこのインプットからこのアウトプットを得るが、それが短期的/長期的に考えたときに採算にあうか?」ということだ。

現実での問いとしては、「理想論通りにやった際と、現実論での場合とでこの費用対効果の比率どのようなものになるか。」というものになる。

※この費用対効果の部分の「効果」を単純に金、と捉えてしまうのは間違いだ。現実には、社内の意識の高まりや、社外へのスピルオーバー的な効果の波及などさまざまな効果を得ることが期待できる。(もちろん逆もしかり)価値については、またいつかまとめたい。

 

話にもどると、現実のプロジェクトでは理想論と現実論を常にいったりきたりする必要がある。プロジェクトが進み、仕事が忙しくなるとつい目の前のことに追われることになり、現実論を実現することが目的化しがちだ。

だが、それはあくまで「妥協論」なのであって、我々が本来実現しようとしていること、それを達成するのに最適な方法を考えるのをやめたり、忘れたりしてはいけない。

 

先日私も会社のパートナーに同じことを言われ、大変反省させられた。

 

※雑記事を書いてしまった。正直この記事の品質は4点。

まぁ最初から100点などできないし、少しずつ改善していこう。